なんとなく静かな時間が流れているけど
もしかしたら溢れ出しそうなコップを
みんな心の中に抱えて
僕みたいにおびえてるんじゃないかなぁ
半分は諦めと
もう半分は
専門家たちの力を信じようとする気持ち
それでもスーパーとかで
トイレットペーパーや
お米がなくなると
心配になるのは
僕だけじゃないよね
ふーーーーー
この重たいため息の先には
いったい何がぶら下がっているんだ
「月と君」
月が静かに雲に隠れた時に
とっても短い時間で
君の顔をじっと見る
ピクセル単位で記憶していくと
楽しいとか悲しいなんていう感情は
なくなる代わりに
僕達は電気を通して繋がることが出来る
でも恐竜のひげみたいな
ちょっとごわごわした電線を
透き通るような君のうなじから
あまり目立たないようにって言ったのに
21世紀の電気屋は何くわぬ顔で修理して
おまけにラジオペンチまで置いてってしまって
全然信用のない電気屋だな〜
(詩集 『午後6時過ぎの僕』から)
0 件のコメント:
コメントを投稿